5月の連休も近づいて参りましたが、まだまだ朝夕と日中の寒暖差が大きく、何となく体調がすぐれないと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
以前「いきいき藤沢市民」に寄稿した「服と体質・体調」に関する記事がありましたので、簡単にリライトしてご紹介したいと思います。
日頃の養生の参考にしていただければ幸いです。
<<服と体質・体調について>>
巷に溢れる健康情報。最近は服や靴、アクセサリーなどでも健康配慮型のものが多く見られますね。「おしゃれは我慢」などとも言われますが、自分の体質・体調に合わない服装を選んで健康を損ねてしまっては元も子もありません。
私たち鍼灸師は、体調が悪くて来院される方々の不調の原因を寒熱(熱っぽい、冷えっぽい)で判断したりしていますが、それを服装で裏付けていることも多いです。身体の熱っぽいところは気温が低くても露出したくなりますし、冷えているところは気温が高くても覆ったり温めたくなります。
今回はその一端をご紹介できればと思います。身体を上中下3つの部位に分けてセルフチェックしてみましょう。
①頭と胸
熱っぽい方→胸元が大きく開いたシャツを好む。帽子やネクタイやマフラーは煩わしく感じる。
冷えっぽい方→ハイネックやタートルネックを好む。春までマフラーなど手放せない。
②お腹や腰
熱っぽい方→股上が浅いパンツを好む。ヘソ出しルックも平気!?
冷えっぽい→夏でも半ズボンや半袖・ノースリーブにはならない。シャツや下着をズボン・スカートの下に入れた方が落ち着く。冬は腹巻や腰にカイロを当てると安心。
③足
熱っぽい方→靴下はすぐ脱ぎたい。ブーツは蒸れるので好まない。
冷えっぽい→冬は靴下を履かないと寝られないくらい足が冷たい。レッグウォーマーは必須。夏でも素足でいるのは苦手。
いかがでしょうか?極端な例も挙げましたが、身体の不調を感じる場合には、寒熱どちらかに偏っている場合もありますし、特に多いのは、「上は熱っぽく下は冷えている」など局所型や混在型のパターンです。詳しい改善方法はぜひお近くの鍼灸院に足を運んでご相談いただければと思います。
普段の服装選択に体質や体調が大いに関係していることを意識しつつ、無理・我慢のおしゃれをしすぎていないか身体の声に耳を傾けてみていただけると幸いです。